会員の皆さまへ     理事長 佐藤 恵子

 

2023年もすでに半年が過ぎようとしています。

会員の皆さまには如何お過ごしでしょうか? 

この間、3年に及んだコロナ禍がようやく収束に向かい、

5月には行動規制が解除され、久しぶりに活気が戻ってきたようです。

 

しかし、ロシアによるウクライナ侵攻は長期化し、

世界中に悪影響を与え続けています。

加えて地球環境の変動による自然災害が日常生活を脅かす一方、

社会的には分断と孤立化が進み、

人々の生きづらさは一段と深刻化してきていると感じています。

 

 当会発足21年目のスタートにあたり、

あらためて初心に帰り、民間のDV被害者支援団体として、

DVで苦しむ女性たちに寄り添い、新しい人生を踏み出すための力になれるよう

取り組んでいきたいと思っています。

 

現在、活動の継続と前進をめざして、2つのチャレンジに取り組んでいます。

 

 一つは、青森市内中学校でのハートフルセミナーの実施を目指して、

青森市の教育委員会に働きかけました。

会員の方々のご尽力のお陰で教育長と面談することができ、

実施に向けての体制づくりが進んでいます。

 

 二つ目は、活動継続の基盤である財政状況を改善するために

『ふるさと・みちのく貢献基金助成事業』に応募・申請しました。

 

当会の活動の必要性・重要性が認められ

助成していただければ有り難いと思っています。

 

いずれのチャレンジも、成果が得られるよう最善を尽くしたいと思います。

 会員の皆さまには、これからも温かいご理解とご協力をいただきますよう

 

心からお願い申しあげます。

 

 

 

 


2023年度通常総会終了しました

 

 

2023年6月3日(土)10:00~11:30

カダール「小会議室」において、今年度の総会を開催しました。

 

出席者は正会員10名、賛助会員2名、正会員委任状出席10名でした。

司会は森昭美さん、議長は橋本尚美さんでした。

2022年度事業報告及び決算関係について、

小豆畑緑さんより監査報告を受け承認されました。

ついで佐藤理事長が2023年度事業計画、予算について説明し承認されました。

終了後、「ハートフルセミナー」の実施について、

青森市内での実施に向け積極的な意見交換がありました。(風晴)

 

 


理事あいさつ

 

◆◆珍田理事  事務所の入口近くで、

毎年6月になると10本ほどのシャクヤクの花が咲きます。

去年は6月7日に満開になり、とっても綺麗でした。

今年は去年より早く、6月に入ったら蕾が膨らみ始めたので、

花を咲かせるのを心待ちにしていました。

ところが雨が続いたせいか、6月7日に事務所にいくとどうでしょう?

花が頭からスポッと切られていたのです。

きっと花が終わってしまって花の持ち主が切ってしまったのかな…

また、来年を楽しみに待つことになりました。

今年度もよろしくお願いいたします。 

                   

◆◆橋本理事  もともと待てない性分の自分は、

飼い主に待てと言われ従順な犬を敬意を払う思いで眺める。

待ての躾は問題行動を抑え、トラブルを回避するためのものだそうだ。

ふむふむ。自分に重ね、一層、犬様様と見上げる。

同じく待つ行為で、待てば海路の日和ありの諺のように待つことはナイスな事なのだ。

最近私は待ち望むこと自体が幸せなのではないかと哲学し、

そうありたいと思う所存です。

そういえば大吉のおみくじに待ち人何ちゃらとーーー(笑)

今年度もどうぞ宜しくお願い致します。

 

◆◆風晴理事  コロナ禍でZoom会議や講演が増えましたが、

対応できず時代においてきぼりにされている気分です。

コロナが落ち着いてくれることを願っています。

被害者支援に関わる機会が増える程、技術・知識の不足を痛感する日々ですが、

レベルアップに努めつつ少しでも役に立てればと思っています。

今年度もよろしくお願いいたします。

 

 

◆◆森理事  今年もすでに半年が過ぎ、時の過ぎる速さにいつもながら驚いています。

今年に入ってからウィメンズネット青森設立20周年記念のパネルディスカッション、

個人的にはアウェアの講座参加と、DVについて考える時間が多い半年になりました。

これからも被害者が自分らしく生きられるよう寄り添っていくとともに、

DVのない社会を目指していきたいなと思っています。

 

 

 


DV防止法が改正されます

 

 2023年年5月12日、DV防止法改正案が成立し、

来年4月1日施行されることになりました。

 

 主な改正点は、

①接近禁止命令の対象に「精神的なDV」を追加 

②接近禁止命令の期間を6ヶ月から1年に伸長 

③保護命令違反の厳罰化(2年以下の懲役又は200万円以下の罰金)などです。

 

  これまでのDV防止法では、実際にDVの多数を占める「精神的DV」に対して、

十分な対応ができませんでした。

今回の改正により「精神的DV」が保護命令の対象になったことは、

大きな前進と言えます。

 

しかし、精神的DVの様態は非常に多様であり、

どのような行為が精神的DVに該当するのかについて、

社会的な理解を広めることが今後の大きな課題と言えます。

 

 

  また、今回の改正でも、加害者に対する処罰規定は見送られました。

 

保護命令違反に対する処罰は重くなりましたが、

保護命令の申し立て自体DV事案のごく一部にすぎず、

圧倒的多数の加害者は何の罪にも問われず、反省・更生の機会もないまま、

被害者を脅かし続けているのが現状です。

加害者対策を進めることが最大の課題だと考えます。(佐藤)

 

 


<会費納入のお願い>

会を欠席された方には、総会資料をお送りしますのでご覧下さい。

また、会費納入のお願いと振込用紙を同封しました。会費の額は変わりません。

 

●正会員 10,000円、

●賛助会員一口 1,000円

(何口でも結構です)。

ご協力お願いいたします