会員の皆さまへ     理事長 佐藤 恵子

 

3月に入り、温かい春の陽差しが感じられるようになりました。

長いコロナ禍もワクチン接種が始まり、ようやく収束に向けて希望の光が

見えてきたようです。会員の皆さまにはお元気でお過ごしでしょうか?

 この間、森喜朗前オリンピック組織委員会会長の女性差別発言をきっかけに、

社会の雰囲気が変わってきたと感じています。

年齢や立場を超えて多くの女性たちが声をあげ始めています。

ひとりひとりの声がつながり、やがて社会を変えていく力になると確信しています。

 私たちも勇気と自信を持って活動を続けていきたいと思います。より一層のご支援とご協力をお願い申しあげます。

 

 


<2021年度通常総会の日程が決まりました!>

 

 

 日時:2021年6月5日(土)10:00~11:30
 会場:アウガ5階 カダール 小会議室
後日、案内のハガキをお送ります。日程の
確保をお願い致します。

 

 


 

 

<次年度のハートフルセミナーについて>

 

次年度のハートフルセミナーの実施に向けて、

委託元である県こどもみらい課の担当者の方々と話し合いました。

 

 今年度の反省を踏まえて、次年度から実施校との事前打ち合わせに理事が同行し、

セミナーのねらいや内容について理解を得ると共に学校側の事情や要望についても確認し、

実施校との相互理解に努めることとしました。

会員の皆さまにも、より充実したセミナーの実施に向けて、

積極的なご参加・ご協力をお願いいたします。(理事長)

 

 


<カダールフェスタに参加しました!>

 

■展示で活動紹介


カダールフェスタが123日~131日の9日間、青森市男女共同参画プラザ「カダール」にて開催され、市民活動企画展のコーナーに「女性に対する暴力のない社会をめざして」をテーマにパネル展示を行いました。当会は昨年に続き2回目の参加ですが、今回は記念すべき20回目の開催だそうです。コロナ禍で来場者は少なく残念です。昨年、会のチラシを見て連絡をくれた方がいました。これからも市民の目にふれる機会は積極的に活かしていこうと思います。(風晴)

■ネットワークAL「女(ひと)・男(ひと)ひろば」参加

 

131日(日)、ネットワークAL企画運営「女(ひと)・男(ひと)ひろば」が、“コロナ禍の女性への影響と課題を見える化します”をテーマに開催されました。佐藤理事長がプレゼンターとして参加し、コロナ禍でのDV相談の状況を報告すると共に、青森市独自の女性のための一時避難施設の必要性と市民への情報発信について提言しました。約40名が参加し、参加された議員からは積極的な反応があり、今後に希望がもてる動きを感じています。 (風晴)

 


 

「性暴力被害相談に携わる方々のための公開講座2020」に参加して

 

性暴力被害に遭った子どもへの支援~トラウマインフォームド・ケア

  第12020126日 子どもの性暴力被害の実態と支援の視点

22021111日 子どもの性暴力被害への対応と実態

 講師:野坂祐子さん(大阪大学大学院人間科学研究科 准教授)

 

 オンライン講座でしたが野坂先生のお話は具体的でとても分かりやすかったです。

ワークもあり、隣の方と感染防止のパーテーションを挟んで意見交換ができ充実したものになりました。

トラウマ(trauma):心的外傷(こころのけが)安心安全が損なわれる体験とそれによる影響と述べています。トラウマや逆境を「何が起きているの?」という視点で理解します。トラウマのメガネによる“見える化”:トラウマインフォームド・ケアと位置づけています。

 

 私が関心をもったのは「プライベートパーツ」という言葉です。それは主に水着で隠れる部分(胸・性器・尻)と示していました。プライベートパーツを人に見せていいときは、手当てや治療など健康のためのケアを受けるとき。親や医師など相手がケアの提供者であるとき。自分でできるときは断ってもよいということ。見せた被害者が悪いのではなく、他者のプライベートパーツを見ようとした行為がルール違反と述べています。

子どもに安心安全が確保された環境下で心身共に「健やか」に育ってほしいと思います。(珍田)

 

 


<理 事 た い む>

 

理事 橋本 尚美

 

国語の教科書に載っていた『大きなかぶ』お爺さん一人では抜けなくてお婆さんを呼び、

それでも抜けなくて孫娘、そして犬、猫、ネズミが手伝ってやっと抜ける、めでたしめでたし。

だけの話ではない。さまざまな教訓を感じる。家族は助け合うもの。

当たり前のことのようで、身内ゆえに難しい局面もあり。

それはさて置き、象の力で抜けたのでは面白くない。

ネズミのほんの僅かな力で成し遂げられた。最後のひと踏ん張りで。

それも猫がネズミに頼み、ネズミが猫に協力する。

作話とは言え、恨み辛みの無いお人好し、いいなぁ。

ネッチョ深い私の根もあとワンツカで抜けるかなぁ。

思いも寄らない何かで。

 


<事務局だより>

寄付に感謝

 最近会員以外の方2名から多額の寄付をいただき感激しています。また、会員の方々からも度々寄付をいただいています。当会の乏しい財政には本当に有難いです。皆さんありがとうございます。

 

SNS相談ガイドブック」発刊

 DV・性暴力被害者を支えるための 

はじめてのSNS相談」(出版 明石書店)全国女性シェルターネット監修でSNS相談について基礎から学べるガイドブックが発刊されます。一冊1,800円。但し全国シェルターネットからのチラシで申し込むと一冊1,500円になります。

 

 


編集後記》

 

5年前、ヒラリークリントンさんは「ガラスの天井」という言葉で女性の生きづらさを表しました。

そして今「シスターフッド(女性同士の連携や絆)」をテーマにした映画や小説を多く見受けられるようになりました。

 

まだまだ女性の生きづらさは解消されませんが、世の中は確かに動いている!(松山)

 

 

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