会員の皆さまへ 理事長 佐藤 恵子

 

3月も終わりに近づき、日毎に春の気配が濃くなり、気持ちも明るく開放的になっていくようです。

会員の皆様には、年度末を控え何かとお忙しい毎日をお過ごしのことと思います。

 当会では、ここ数年DVに関する相談が減少していたのですが、

昨年末頃から新規の相談が相次ぎ、なかでも精神的DVや経済的DVなど、

警察やDVセンターに相談しにくいと思われるケースが増えています。

夫からの辛い仕打ちをどこに相談すれば良いのかわからず、チラシやインターネットで当会を知り、

連絡してこられる女性が目立ちます。

 不安と緊張で憔悴した様子の相談者を温かく迎え、ゆっくりしたペースで丁寧に話しを聴き、

モヤモヤした気持ちを整理する手助けをしながら、少しずつ前に進むことができるように励まし

続ける・・こうした民間ならではの、相談者に寄り添う柔軟な支援が、

今後益々必要とされるよのではないかと感じています。

ひとりでも多くのDVで苦しんでいる女性たちの力になることができるよう、これからも

相談・支援活動に力を入れていかなければと考えています。

 会員の皆様のより一層のご理解とご協力をお願い申しあげます。

 

2019年度 通常総会 ~開催のお知らせ~

                             日 時:平成3162日(日)

    会 場:アウガ5階 カダール 小会議室

総 会  10001130 

交流会  11301400

 

 後日、ご案内のはがきをお送りします。日程の確保をお願いします。

 

 

当会、相談案内のチラシ、リーフレットを

    増刷しました。ご活用ください!

 

このチラシが、必要とする方々に届くように、

青森市内各公民館等に置いていただく予定です。

また会員の皆さまのお近くの施設など置いていただける

ところがありましたらお知らせください。

★☆研修会に参加して☆★

2018年度青森県労働福祉協議会研究集会

 「人権侵害 ~今、悩みを抱えるあなたへ~」

 

弘前人権擁護委員協議会 田中均氏、外崎一氏が、

人権擁護委員の活動紹介や主に企業における人権問題について講演されました。

人権擁護委員は電話・インターネット・面接相談を受けると共に、

啓発活動の一環として小学校で人権教室を行っています。

小学生に「この中にあなたの大事なものが入っています」と言って、

鏡の入った段ボールを覗かせる。

すると写っている自分が見え、それが大切な自分であることに気付かせるという

ワークを行っているそうです。面白い趣向だと感心しました。

また、人権○×クイズもあり、ハラスメントなどについて勉強になりました。(風)

 

  

◆平成30年度 DV相談・支援者向け講座   

女性相談と支援に関する研修会~DVと離婚~

「相談者の背景にある問題を理解する」

DV・離婚・子ども・法的支援の立場から~  

 講師:馬場望

話の進め方は、「〇子さんとDV防止法」「〇子さんの離婚手続」と

具体的な説明があり、わかりやすかったです。

内閣府の調査報告書によると、女性の約3人に1人は配偶者から被害を受けたことがあり、

7人に1人は何度も受けているというのです(平成303月)。

講師の馬場さんは、弁護士と社会福祉士の資格を持ち、

少年事件・児童虐待・いじめなどの子どもの事件に特に力を入れて取り組んでいるそうです。

最近、テレビなどで児童虐待も多く取り上げられ、

幼い命が奪われていて何とも痛ましいことだと思います。

私は、人が社会に出る前の義務教育を受けている間に「人としての生き方」を

授業として受けさせたほうがいいのではないかと思っています。

「しつけ」という言葉で片づけてしまうのではなく。(珍)

 

*事務局だより

ようやく長い冬も終わり、待ちに待った春が花粉と一緒やってきました(^―^)

涙目になりながらも、何か新しいことに挑戦したいと思ったり、

体調や環境の変化に配慮することも大切だと思ったりしています。

6月の総会に備えて体調管理に努めなくてはと、今から緊張気味の今日この頃です。(K